稲葉歌詞の月と女性(初期から2003年)

  初期から特に2003年くらいまでの稲葉さんの歌詞において、月は人の心を映し出すものとして描かれることが多くありました。 そのことが最もはっきり示されているのは『今夜月の見える丘に』と『月光』です。 手をつないだら行ってみよう まんまるい月の輝く丘に 誰もがみんな照らし出されて 心の模様が空に映ってる(『今夜月の見える丘に』2000年) 闇の中から柔らかに月は照らし続ける 少しづつ…

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リアルな女性像の登場-『ブルージーな朝』

  稲葉さんの歌詞に描かれる女性はとても魅力的です。 たとえば『Easy come,easy go』の女性は失恋に傷ついているけれど、「別れにすがって生きる女になはれない」と言い切れてしまう強さがあります。 『裸足の女神』は、失恋の痛みを腹におさめて、明日を見ることのできる女性です。 『泣いて泣いてなきやんだら』でも、女性はすごくへこんでしまっているけれども、最後までプライドを守りぬいて自…

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