再開します。

2002年頃から2008年2月まで、B'zephy(ビーゼファー)というサイトあるいはブログで、稲葉さんの歌詞分析をささやかに公開していました。
閉鎖してからちょうど9年経過するんですね。

でも浦島太郎になった気分ではありません。
ブログを閉鎖してからも、私は今日までずっと稲葉さんの歌を聴き続けてきたからです。
気が付くと稲葉さんの歌や言葉はあまりにも私の人生と分かちがたく結びついていました。
この9年の間に、人生の転機が何度か訪れました。
人生において重大な決断をするときには、いつも稲葉さんの歌に背中を押してもらってきた気がします。
決断に至るまでの自分の考え方には、稲葉さんの歌がものすごく影響を与えています。

仕事が忙しくなったこともあり、いつからかライブにも行かなくなってしまったのですが、動く稲葉さんを見なくても、私は楽曲を聞いているだけでとても満たされた気持ちでした。
稲葉さんの歌が心にあまりにしっかり存在しているがゆえなのでしょうか、聴くだけで満たされて幸福でした。
テレビやライブ映像さえ見ることがありませんでした。
ただ静かに頭のなかで稲葉さんの歌に感動したり、その言葉について考えたりして生きてきました。

そうだったんですけれども。
昨年末、「AISHI-AISARE」を聴いて、急に胸がザワザワしてきました。
稲葉さんへの敬意が渦巻いて、エネルギーが心と体にたまっていく感じがしました。

私は昨年の夏くらいから重要なことを決断しようとしてなかなかできずにいたのですが、
今年に入って「CHUBBY GROOVE」がリリースされ、「SAYONARA RIVER」を聴いて、
私はまた稲葉さんの歌に背中を押してもらいました。
一つのことを自ら終わらせることを決意しました。
燃え尽きる前に川を渡ることにしました。
それはとても勇気のいる決断で、痛みも伴うものでしたが、
また新しいことを始める時が来たんだと思います。

「overture」で稲葉さんが歌ってるように、何かを終らせるときは、何かを始めるときです。
自分がこれから何をするのか、何がしたいのか、自分でもよくわかりません。
ゆっくりと考えていくところです。
一つだけ分かっているのは、稲葉さんの歌詞についてまた書いてみたいという思いでした。
だから、B'zephyrを再開してみることにしました。
稲葉さんの歌を聴いてザワザワしてくる、このエネルギーを、自分のために少し外に出してみたいと思いました。

以前B'zephyrで掲載していた文章は、閉鎖した頃、ほぼ全て削除しました。
私は自分の心や頭のなかに確かに存在していればそれでいいと思うものをどんどん捨てていく傾向があります。
それで後悔することも時々あるのですが、その時はそうしたかったのだから、それでいいのだと思っています。

※追記
と思っていたのですが、わずか数時間後、過去の歌詞分析のデータが発掘されました。9年も経過して記憶がいい加減です。残したいものは順次掲載していこうと思います。

再開するにあたってとりあえず、以前、私が私的な日記に書いていた文章を二編、掲載しました。
そのうちの一編は、2008年に稲葉浩志中毒のtoriさんのブログで紹介していただいたものです。
toriさんは、当時私がブログを閉鎖するときも、私に代わってお知らせをしてくださったりと本当にお世話になりました。
現在進行形で10年以上ずっとtoriさんに全てをさらけ出して見守ってもらってきました。
10年前も同じようなことを伝えたような気がしますが、同じことが言えるってすごいことだなって思います。
toriさんへの感謝は、うおおおおおと叫ぶことでしか表せないような気がします。

toriさんにしかできないような稲葉さんへの理解や愛が、toriさんのブログでは語られています。
toriさんのブログ、今年で12周年です。続けるってすごいことです。
「マグマ」の20周年の記事やライブレポートを読んで泣きました。
toriさんの書いた文章をプリントアウトして、稲葉さんに送りたいくらいです。
これほど稲葉さんを理解しているファンの方の存在は、稲葉さんにとってとても嬉しいことだろうなあと思います。

稲葉さんとtoriさんは考え方がとても似ているように感じています。
そしてお二人とも、私の感じ方を受け入れてくれるという確信が私にはあります。
勝手に確信しています。

ファンになった時から、「こういう歌詞を書き、歌う稲葉さんなら、こんなことを言っても絶対に否定することなく受け入れてくれるだろう」と思い続けてきました。
2006年だったと思いますが、私は稲葉さんへのファンレターに自分の人生でしてきた失態と言いますか、だらしないところと言いますか、ちょっと公には表現しがたいことを、ただ聞いてほしくて書いてしまったんですけれども、そんなお手紙にも、稲葉さんはお返事をくださいました。
犯罪ではありませんし、稲葉さんご自身に直接失礼になるようなことは一つも書いていませんが、
稲葉さん以外の人がこれを読んだら私は魔女狩りされても文句は言えないなあという内容です。

あの手紙を稲葉さんが読んでくださったと思うだけで、恥ずかしさと申し訳なさで、うわあああと叫びたくなります。
でも、稲葉さんがあの手紙にもお返事をくれた、ということが、今も私にとって大きな意味を持っています。
「その時、そういうふうに生きている私」というものを、ただあるがままに受け入れてもらえたような気がしました。
そうだよね、って言われてる気がしました。勝手に(笑)。
もう私は一生、稲葉さんのことを信じて生きていくことができると思いました。
動く稲葉さんを見なくても、稲葉さんの歌を聴くだけで満ち足りた気持ちでずっといられたのは、このことがあったからかもしれません。

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この記事へのコメント

  • tori

    B'zephyrの再開、おめでとうございます!
    すごーく嬉しいです。

    私のことも書いてもらっちゃって感激です!!
    ROMだった頃(相当昔w)の私が知ったらめっちゃ喜びます。
    私のほうこそ、うおおおおおおです。
    個人的にはずっと交流を続けてきましたが、表舞台のB'zephyrでのnikkaさんはものすごくお久しぶりなので、懐かしさでいっぱいです。
    今のnikkaさんは感じ方も違ってきていることもあると思うので、再開されたB'zephyrがいろいろな意味ですごく楽しみです。
    nikkaさんの感じ方、もちろん全面的に受け入れまくりです。
    B'zephyrはもちろん、個人的なことも、正直なところも、生き方を含めて全て。

    CHUBBY GROOVE、すごくイイですよね。
    稲葉さん自身、制作やコンサートの楽しさを再発見しているように思えますが、聴く側も新鮮な感動をもらえて改めて稲葉さんのことが大好きになるようなアルバムだと思います。

    人様のblogにコメントをするのは緊張しまくるのであまり入れないと思いますが、これからもこっそりお邪魔させていただきます☆
    2017年02月26日 13:16
  • nikka

    toriさん、ありがとうございます!
    表舞台と言ってももう忘れ去られてると思いますし、世界の隅っこで稲葉さんへの愛を叫ぼうくらいの気持ちでいます。
    コメントなど反映されたり、されてなかったり、ツールを使いこなすのにもう少し時間がかかりそうですが、それも含めてゆっくりやっていきたいと思います。

    私は今も昔も相変わらず未熟なままで、これからもそうやって生きていく気がしますが、いつも見守っていただけて、そのことに支えられています。

    CHUBBY GROOVE、いいですよねえ。聴いてると居ても立ってもいられなくなってくるという・・・すごいパワーを感じます。
    超めんどくさがりの私がブログ再開するくらいだから相当です。
    人様にコメントするのは私も緊張するので、同じような感じですが、こちらこそよろしくお願いします。
    2017年02月26日 14:19
  • haru

    nikkaさん、こんにちは。
    再開おめでとうございます。

    いったい何時の頃だったのか思い出せないのですが(もう10年位前になるのでしょうか・・)、私はB'zephyrの読者でした。コメントさせていただいたこともあったと思います(名前は今と違うかもしれません)。
    私は、B'zから遠ざかって何年も経ちました。が、ふと昨日、むかし稲葉さんの歌詞分析をしていたサイトがあったなぁ・・、TIMEの分析をもう1度読んでみたいなぁ・・・と思い、検索して、toriさんのブログからここにたどり着きました。
    サイトを閉じられていたことも昨日知りました。そして再開されたのがつい最近なのを知って、コメントせずには居られませんでした。

    私が一番すきなアルバムは、7thでした。
    好きなんだけど、どうして好きなのか・・自分の中でとらえることができていなかったのが、nikkaさんの分析を読んで、はっきり形になっていったんだったと思います。他にも、nikkaさんの分析で、ぼんやりと捉えていた世界が、鮮明になった記憶があります。よく覚えているのは、TIME、月光。
    そして、またB'zを聞いてみようかと思いました。
    再開しようと思われた曲、いったいどんな歌詞なのか気になって。
    何年もひとの心に影響を与える言葉が書けるなんて、稲葉さんもですが、nikkaさんもすごい人だと思います。
    昨日、『「shower」「TINY DOROPS」「Okay」に見る死生観』を読ませてもらいました。「言葉」を深く考えること、ここ最近日々の忙しさに追われて、すっかり忘れていました。nikkaさんの考察がなんだか心地よくて、忘れていた自分を取り戻せた気がします。この感覚をどうして忘れていられたのか、思い出させてもらえたことに本当に感謝します。nikkaさんと違って、うまく表現できないのが悔しいのですが・・。

    また、nikkaさんのガイドでいろんな世界を見せていただきたいです。
    ではでは。
    2017年03月09日 10:28
  • nikka

    haruさん、ありがとうございます。

    閉鎖する前のB'zephyrを読んでくださっていたのですね。
    そうなんです、閉鎖してまた再開したんです。
    あれから10年近くの時が流れたのに、またこうして来ていただけたことがとっても嬉しいです。なんだか不思議な気持ちです。

    たぶん、まだブログを再開して間もないこともあり、B'zephyrを検索するとtoriさんのブログの記事が出てきますね。
    ここまで探してお越しいただいてありがとうございます。

    TIMEの分析で自分が何を書いていたのか、私自身は覚えていないのですが、当時夢中になって稲葉さんの歌詞について書いていた自分に、今のharuさんの言葉を教えてあげたら、きっと大喜びすると思います。
    TIMEの分析はおそらく捨ててしまった気がするんですが、もし万が一見つかったら(?)再掲載できるかもしれません。たぶん捨ててますが、すみません(笑)。

    ええっ、私の考察、心地いいですか!?それは驚きです…。
    ありがとうございます。それはもう、もったいないお言葉ですよ~。

    当時はですます調で書いていたものを、今はである体にしているので、堅い感じになってるかな?と思わなくもないのですが、そう言っていただけて嬉しいです。

    昔も今もただ稲葉さんの歌が好きで、言葉も好きで、書かずにはいられなくなっただけで、すごい人でもなんでもない、ただの人なんですけど、少しずつ昔の分析を再掲載したり、新しく書いていきたいと思っています。

    こちらこそ感謝の気持ちです。ありがとうございます♪
    2017年03月09日 20:28
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